社会福祉法人東京優貴会は、特別養護老人ホーム古川親水苑(全ユニット型)120名、短期生活介護12名、デイサービスセンター33人/日、都市型軽費老人ホーム優貴苑
10名で事業を行っています。
この数年、目まぐるしく変化する介護の世界への対応に追われる日々を過ごしております。
国の方針は地域完結型医療への移行で在宅復帰を促進する事を打ち出しておりますが、現実的には、在宅復帰後介護の厳しさにより当施設を希望され入居される方が多数おられます。特に要介護の状態よりも認知症の重度化の問題が在宅介護の大きな壁になり、入居されるご利用様が多い状態です。当然のことながら介護、看護職員の人手不足により、当施設も日々のセルフケアに追われ、特に認知症のご利用者様に大切な、個別ケアが遂行する事が困難な状態です。又、利用者様、ご家族様へのコミニュケーション不足も大きな課題で、利用者様・ご家族様との距離がまだまだ遠いと課題も多々あります。
平成27年4月からは、特別養護老人ホームの入居基準として要介護3以上と改正が行われ、利用者様の重症化が進むにつれ、介護面・看護面においても職員の質が要求されてきており、
昨年一年をかけ勤務していただく職員へのOJT(業務に必要な知識や技術を習得させる研修)プログラムを作成し、職員が一丸となり、当施設を希望され入居して頂いた利用者・ご家族様のニーズに少しでも答えられる様に頑張っております。
まだまだ沢山な課題を抱えておりますが、社会福祉法人として、現在我が国が抱えている高齢化問題と向き合い、地域の皆様と共に協力しあい地域貢献を果たせたらと思っています。